Band samplerの解説 続編
このJane Greenoffさんのキットでは、織り糸をカットして引き抜いてからその糸をウィーブバックする(織り返す)方法ですが、苦手意識のあるかたは、私がよく使うもう一つの方法(スプリットステッチやボタンホールステッチ、サテンステッチなどで端の処理をしてから織り糸をカットするやり方)でドロンワークされてもいいのではないでしょうか。
この画像ともうひとつ上の画像をみていただくと、少し立体的にふっくらとしたステッチがあるのがわかると思います。ボタンホールバーというステッチのこの部分を私はドロンワークの後に刺しました。ドロンワーク以外の部分をまず刺しましょう、と前回書きましたが、このステッチに関しては、少し立体的なので、ドロンワークの最中に間違って針がひっかかってしまうことを避けるために後回しにしました。もちろん、そんなヘマはしないわ~というかたは、こちらを先に刺しても問題ありません。ボタンホールバーは糸を2回渡してからボタンホールステッチでかがっていきます。渡した糸と生地のあいだを針が通っていくときにいろいろと他のものにひっかからないように気をつけてくださいね!ボタンホールステッチを適度な引き加減で施すとバーはまっすぐに。ボタンホールステッチを少しキツイめにそして心もち多めに施すとバーはクルンとカーブしてくれます。ハート型のハーダンガーの近くにある葉っぱのボタンホールバーはわざとクルンとなるように刺しているのが見えるでしょうか。
Janeさんのキットのインストラクションでは、このあと生地の周りもヘムかがりをするオプションつきですが、今回私はマウントボードを使っての額装にしたいので、ステッチはここまでです。周囲をヘムかがりしたいかたは、ステッチクラブに参加される際に個別にデモンストレーションを行いますので、それまでお待ちください。
今回のワークショップも書かれたインストラクションもすべて英語でしたので、とまどっていらっしゃるかたが少なくありません。ご遠慮なく質問してくださいね!ストレスを感じずに、楽しんでいただきたい、と心から願っています。
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by kewstitchclub | 2013-10-22 09:29 | Kew Stitch Club