カテゴリ:英国王立刺繍学校( 11 )

女王陛下へバースデープレゼント

ハッと気が付くと8月13日!夏休みシーズン真っ只中ですね。皆さんいかがおすごしですか?

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「ミスター・パートナー9月号を読んだよ」とお友達に言われて気が付きました。9月号は8月10日に発売されました~。(原稿はずいぶん前に書いたし、自分のところへは前もって送られてこないのですっかり忘れてしまっていました。。。)今回はエリザベス2世女王陛下の90歳お誕生日プレゼントの記事を書いています。もしも機会がありましたらぜひご覧になってみてください。

ミスターパートナー9月号 (アマゾンジャパンのリンク先です)

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この目次ページの画像はミスター・パートナーのサイトからお借りしました。

王立刺繍学校のスタジオで作った女王陛下へのバースデープレゼントはスタンプワークのブローチです。ミスターパートナーの記事には写真を3枚掲載していただきましたが、そのほかの制作過程の写真を記録しておきたいと思います。
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イギリスのThe Ladyという雑誌も取材に来たりして、思い出に残るプロジェクトでした。

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by kewstitchclub | 2016-08-14 01:33 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

王立刺繍学校のお問い合わせについて

先日このブログで告知させていただいたBS朝日の番組「ヨーロッパいちばん旅行記」に関して、英国王立刺繍学校日本分校の二村恵美先生がご紹介くださいました。先生ありがとうございます!

私は番組内容の詳細まではわかりませんが、王立刺繍学校で撮影しましたので、ご興味のある方に王立刺繍学校を少しでも紹介できたらいいなと思っています。

英国王立刺繍学校本校のサイトはこちら。
Royal School of Needlework (RSN)
英国王立刺繍学校日本分校の二村恵美先生のサイトとブログのリンクはこちらです。
Emi Nimura Official Website
二村恵美先生のブログ

王立刺繍学校 日本分校へのお問い合わせは、二村先生まで直接お願い申し上げます。

今日の画像は、この番組撮影中という短い期間で刺した小さなジャコビアン刺繍。
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by kewstitchclub | 2015-07-10 17:25 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(2)

今週のハンプトンコートパレス

夏でも30℃以上になることはほとんどないイギリスですが、なんと今週は35℃ぐらいまで暑くなるとの予報です。何年ぶりでしょうか。画像は雲一つない青空の下のハンプトンコートパレス。
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今週はハンプトンコートパレスでフラワーショーが開催されています。
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そして、王立刺繍学校では、サーティフィケート&ディプロマコースの生徒たちによる作品展が行われています。パレスに入るチケットを買わなくても入れますので、そのままフォーマルガーデンのほうへ来ていただき、ヘンリー8世のチューダー様式側ではなくウィリアム&メアリーのバロック様式側の入り口へどうぞ。
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入口からすぐ右横に王立刺繍学校のショップがあります。作品展はその隣のスタジオの一部屋で開催されています。この部屋は実はアン・ブーリンの部屋だったことがついこのあいだ床の張り替え工事のときにわかったばかり。
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私は脚付きのフレームに入れた両面刺繍の作品を展示しています。入場無料です。7月5日まで。

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by kewstitchclub | 2015-07-01 10:19 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

Cornelia Parkerのマグナカルタ刺繍

Kew Stitch Clubの作品展の準備に追われる日々ですが、今日の記事は先日ご紹介したCorneliaParkerのマグナカルタ刺繍の作品について。

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2014615日の時点でのマグナカルタに関するウィキペディアのページを13メートルにもわたって刺繍したこの作品の制作のお手伝いにRoyalSchool of Needlework(王立刺繍学校)のチームの一員として携わることができて本当に光栄に思います。

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英国国立図書館で515日から一般公開されるようになってから、少しメディアにも紹介されて、どういうコンセプトでCorneliaParkerがこの作品を制作しようとしたのかがよくわかりました。うまく伝わるようにビデオがオンラインで見られるようになっています。下のリンクをご利用ください。

http://www.bl.uk/events/cornelia-parker-magna-carta-an-embroidery

また、新聞ガーディアン紙にも写真付きで紹介されています。

ガーディアン紙の記事はこちら


なぜウィキペディアなのか。なぜ200名以上のさまざまなひとたちが制作にかかわったのか。800年も前のマグナカルタが今の法や自由のもととなって、現在の私たちの生活に反映されています。


英国図書館のエントランスホールで展示されている作品はディスプレイに工夫がしてあり、作品の一部は刺繍の表も裏も見られるようになっています。私が刺繍したのは王冠のゴールドワークのほんの一部分ですが、それもよく見えるように展示されていて嬉しく思いました。

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壁には制作にかかわった人々の名前が記されていて、その中に私の名前を見つけた時にはとても感慨深いものがありました。囚人のひとたちはファーストネームのみが記載されています。彼らはFreedomという言葉をどんな気持ちでステッチしたのでしょうか。たくさんの名前の中からロシアに逃れているエドワード・スノーデンの名前を見つけました。王立刺繍学校のスタジオでたくさんのピースをつなぎ合わせる作業のお手伝いをしていたとき、ロシアからのピースが届くのを待っていたことを思い出します。そのときはそれがスノーデン氏のステッチしたものだということは知りませんでした。英国図書館に展示された作品に彼がステッチしたlibertyという文字を見たとき、Cornelia Parkerの気持ちが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。

'liberty' Stitched by Edward Snowden

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この作品は724日まで公開されています。英国図書館のエントランスホールで展示されていますので、無料で見ていただけます。ぜひご覧ください。


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by kewstitchclub | 2015-05-21 00:14 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

英国国立図書館で

これまでに何回か記事に書いてきましたが、今年はマグナカルタ800周年記念の年です。
友人の Rhoda に声をかけてもらって参加したマグナカルタ刺繍のプロジェクトとはまた別に、もうひとつ別のマグナカルタ刺繍のプロジェクトに参加しました。

これはイギリスのCornelia Parkerというアーティストの作品ですが、なんとウィキペディアのマグナカルタのページをそっくりそのまま刺繍しようという企画でした。王立刺繍学校のスタジオでもこのプロジェクトに参加することになったのでした。長さが13メートルにもなる巨大なこの刺繍作品は、今月5月15日からBritish Library(英国国立図書館)のエントランスホールで展示されます。この展示に関するブリティッシュライブラリーのサイトはこちら。
http://www.bl.uk/events/cornelia-parker-magna-carta-an-embroidery

私は王冠の刺繍のゴールドワークの部分を少しだけ担当。そのほかは、およそ200名ぐらいの人々が刺繍したパーツをひとつの大きな作品へとつなげていく作業のお手伝いをしました。

今週の木曜日5月14日は一般公開前日の記念パーティーが英国国立図書館で行われます。招待状が届いたときからずっとウキウキしています。完成した作品がどのように展示されているのか、とても興味があります。
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英国国立図書館でのこの展示は無料ですから、ご都合の合うかたは、ぜひ足をお運びください。
The British Library
96 Euston Road
London
NW1 2DB

一般公開は5月15日から。

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by kewstitchclub | 2015-05-11 23:55 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

ハンプトンコートパレスにて王立刺繡学校作品展

ワールドカップ、ツールドフランス、そしてウィンブルドンとスポーツ観戦に熱の入る日々が続いています。今もウィンブルドンの決勝戦を見ながらこれを書いています。素晴らしい試合で、なかなか筆が進みませんが。。。

さて、来週7月8日から13日まで、英国王立刺繡学校のCertificate & Diploma コースの生徒による作品展が行われます。この週はちょうどハンプトンコートパレスフラワーショーの週にあたります。フラワーショーへ行かれるかたは、ついでにいらっしゃいませんか?会場はRoyal School of Needlework のスタジオで、ガーデンに面しているRSNショップから入ることができますので、ハンプトンコートパレスへの入場チケットを買う必要がありません。
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私は、Kew Stitch Clubの作品展でも展示させていただいたFine White Workの作品を出します。
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そして12日土曜日は会場でお手伝いや刺繡のデモンストレーションなどをする予定です。
ご都合がよろしかったら、ぜひどうぞ。


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by kewstitchclub | 2014-07-06 23:53 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

ロレンスコットのドレス

ファッションデザイナーのロレンスコットが亡くなりました。

イギリスではミックジャガーの長年の恋人としてのほうがよく知られている感じがしますが、私にとってはデザイナーとしての彼女の印象がとても強いです。

実は王立刺繡学校(RSN)のスタジオのお仕事で、彼女がデザインしたウェディングドレスを刺繡する機会をいただきました。スタジオを訪ねにきたロレンはスタジオマネージャーだけでなく、作業をしている刺繍チームの私たちにもいろいろと声をかけてくれました。彼女の背が高いことは知っていましたが、実際本当に背が高くて、私はまるで自分が小人になったような気分だったことを思い出します。

彼女がこの世を去ってしまったことは、本当に残念です。VOGUEから彼女への追悼ビデオが発表され、王立刺繡学校のスタジオとドレスもうつっているので、リンクを載せます。

A Tribute to L'Wren Scott - Vogue


http://video.vogue.com/watch/a-tribute-to-l-wren-scott


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by kewstitchclub | 2014-03-26 10:25 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

王立刺繡学校グラスゴー分校訪問

ハッと気がつくと8月も終わろうとしています。忘れてしまわないように今年の夏の出来事を今日の記事にします。

今年も我が家はスコットランドでホリデーでした。昨夏Blair Castleで衝撃的な白糸刺繍を見学した記事を書きましたが、あれから1年たっているなんて、時が流れるのはあっというまですね。
昨年同様Crieffという街に滞在していたのですが、1日だけグラスゴーへ日帰り旅行に出かけました。

そう、グラスゴーには王立刺繡学校の分校があります。このグラスゴー分校で教えているヘレンは、RSN Essential Stitch Guides Goldworkの本を書いた先生で、私はロイヤルウェディングドレスやオスカーのレッドカーペットグリーンドレスのプロジェクトのときに大変お世話になりました。ちょうど私がスコットランドにいる時期にヘレンもグラスゴー分校で夏季集中コースを教えているということでしたので、アポをとって訪問することに。
王立刺繡学校グラスゴー分校はグラスゴー中心街にあるThe Glasgow Art Clubの中です。
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歴史ある素敵な建物。中はこんな感じ。
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クラスルームは図書室と呼ばれる2階の部屋。ちょうどランチブレイクをねらって訪問したので、生徒さんたちがいなくてガラーンとしています。
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今回の夏季集中コースには、スコットランドの人たちだけでなく、アメリカやオーストラリアからの生徒さんたちも参加されていました。実はこのアメリカからの人は1年前にハンプトンコートパレスの本校でも集中的に授業に来ていたことがあり、顔見知りだったので、「どうして今年はグラスゴーにしたの?」と聞くと、「先生で選んだのよ。」とウィンクしながら教えてくれました。やっぱりヘレンは人気なんだな~、と思いました。私もディプロマコースでヘレンに厳しくきっちりと指導していただきました。久しぶりの再会でとても楽しく話もはずんで、グラスゴーへ行って本当によかったです。

さて、最後はおまけ。
グラスゴーの中心からちょっとだけはずれたところにあるポロックカントリーパークの中にたたずむ大きな建物。バレルコレクションというミュージアム。
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ウィリアム・バレルという人物のアートコレクション。入場無料です。
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私のお目当てはGilt & Silkという特別展示。ため息のでるような刺繍が施された17世紀の衣装がずらり。それに、常設されている数々の素晴らしいアンティークのニードルワーク。写真を掲載できないのが残念ですが、リンク先のYou Tubeのビデオは必見です。もしもグラスゴーへ行く機会のあるかたは、ぜひぜひ直にご覧になってみてください。

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by kewstitchclub | 2013-08-30 19:47 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(0)

ドレスへの刺繡

今年のアカデミー賞授与式は、私の刺繍人生にとってとても思い出に残るものとなりました。

イギリスが誇る007シリーズの映画、スカイフォールに出演していた英国の女優Naomie Harrisさんがアカデミー賞授与式で着るドレスに刺繍をするプロジェクトに、王立刺繍学校(RSN)のチームの一員として参加したのです。
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ロイヤルウェディングドレスのときもそうでしたが、プロジェクトによってはイベントが公になるまで、あるいは学校から正式の発表があるまで、秘密を守らなければならない契約書にサインをすることがあります。今回も、そういった契約書にサインをしてお仕事が始まりました。

環境にやさしいドレスを、という趣旨のRed Carpet Green Dressというコンテストで優勝したデザイナーのMichael Badgerさんは、アメリカのアトランタでファッションデザインを勉強中。イギリスのファッションデザイナー、Vivienne Westwoodさんの監修のもとにドレス制作が行われることに。

RSNのスタジオマネージャーからお声をかけていただいて、まずわたしがやったことは、Michaelがイメージする火山の溶岩のようなモチーフを英国の伝統刺繍ゴールドワークでドレス上に表現するための、サンプルを作ること。こちらがそのサンプルです。とっても小さいこの画像はRSNのウェブサイトのニュースのページからお借りしました。
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ゴールドワークの技法のうちOr Nueと呼ばれるテクニックでメタル素材に色の濃淡を表現します。ステッチはカウチングです。ヴィンテージのビーズも何種類もの色を混ぜながら使ってシェーディングしました。

実際にドレス生地がスタジオに届いて、刺繍がはじまるとそれはそれはめまぐるしい忙しさでした。

今回のドレスは、なにがエコだったのでしょうか?
ファブリックはオーガニックのもの、そして報道ではマスタード色といわれていましたが染色は実はカモミール(そう、あのハーブティーのカモミールです)で行われました。化学的な染料を使っていないので、染めたあとのカモミールはそのままコンポストへ。そして機械刺繍ではなく私たちが手で刺繍したこともエコだといわれています。ヴィンテージのメタル素材やビーズなどに加えて、実はチョコレートの包み紙も素材にして刺繍しました。これが、リサイクルされている材料といわれている部分でしょうか。

とにかく、アカデミー賞授与式のレッドカーペットを楽しみにしていました。ドレスを身につけたNaomie Harrisさんをみて、あれっと思ったのは大胆なスリットでした。最初の予定ではスリットのないドレスでしたから、ちょっとびっくりしましたが、いろいろな報道をみると、なんとギリギリ直前になってVivienne Westwood自身が決断してスリットをいれることになったそうです。ご本人もびっくりされたでしょうが、見事な美脚で着こなしていらっしゃるのは、さすが若い女優さんですね。

以下の画像はRed Carpet Green Dressのフェイスブックのページからお借りしました。お楽しみください。
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by kewstitchclub | 2013-02-26 12:05 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(4)

ハンプトンコートパレス

今週月曜日から英国王立刺繍学校のデイクラスで、キャリックマクロス刺繍の3日間のコースに参加してきました。先生のジェニーはとっても素晴らしくて、去年のロイヤルウェディングドレスの刺繍をしたときも、彼女は重要な役割でした。4人ぐらいが囲んで座れる大きな枠でドレスの刺繍をしていたとき、ジェニーの真向かいに座ることのできた日があり、私は心臓が震えるほど感激したことを思い出します。
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キャリックマクロス刺繍は、去年ロイヤルウェディングドレスに使われた技法、と報道されたために、かなりの注目を集めましたが、実はドレスに施された刺繍はキャリックマクロス刺繍のものであり、厳密に言うとキャリックマクロス刺繍ではないのです。上の写真はアンティークのキャリックマクロス刺繍のレース。

先週、オリンピックの自転車ロードレースのタイムトライアルという種目で、ハンプトンコートパレスがスタートとフィニッシュだったこともあり、まだその名残がありました。いろいろなものが撤去されていくなかで、メダリストたちが座った椅子だけがまだ残っていました!たくさんの観光客が座ったり、写真を撮ったり。
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ハンプトンコートパレスは、チューダーとバロックの2つのスタイルの建物が半分ずつ、ということをご存知ですか?なぜ半分だけなのかというと、17世紀にキングウィリアムとクイーンメアリーがヘンリー8世のチューダー式のパレスを改築増築したくて、セントポール大聖堂などで有名な建築家クリストファー・レンにバロック建築を任せます。残念ながら不幸なことがいくつか重なり、このプロジェクトは途中でやめることになったので、チューダーが半分、バロックが半分なのです。

パレス内にはいくつかのアパートがあり、Grace and favourといって、国に対する任務への報奨として(例えば)退役軍人やその未亡人などに住居として無償で提供されています。学校(RSN)へ行くとそういったパレスに住んでいる方々をときどきお見かけすることがあります。RSNもそういうアパートにあるからです。

さて、今回のデイクラスは、普段はFoundation Degree Courseの人たちが通う教室で行われました。教室はバロックスタイルのほうの建物の最上階にあります。階段はこんな感じ。
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以前ここに住んでいた人たちはこのバスケットでいろいろと荷物を上げたり下ろしたりしたのでしょうか。
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そう、王立刺繍学校のFoundation Degree Courseが2009年9月からこのアパートで開講される以前は、200年以上もの間、やはりいろいろな方が住んでいらしたのです。中には有名な女性解放運動家もいて、その展示としてアパートが一般公開されたこともありました。この壁のサインはそのときの名残です。
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ジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」という小説からの一節が壁に。
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パレス内のこのアパートの部分は、1986年に火災があり、住んでいた方が亡くなってしまいました。火災後、アパートは修復されましたが、歴史を残すために改装はしないようにというパレスのほうから指示があり、教室は今でも昔のままということ。

教室の窓からの眺め。この庭園は映画シャーロックホームズの続編の撮影が行われたところ。
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今回は3日間のキャリックマクロス刺繍でしたが、こんな風に夏の間も英国王立刺繍学校ではデイクラスという単発のレッスンが受けられます。来週はいよいよ日本から二村恵美先生がデイクラスを教えにいらっしゃいます。私はホリデーにでかけてしまうのでちょうど先生とすれ違いに。。。とっても残念です!でも二村先生は毎年夏にハンプトンコートパレスへ教えにいらっしゃるので、また機会があるだろうと願っています。

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by kewstitchclub | 2012-08-09 17:45 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(4)