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裁ちバサミの収納

もう8月も最終日。あっというまに夏が過ぎ去っていくようです。

キューステッチクラブでは皆さんに刺繡のハサミだけでなく裁ちバサミを使っていただくこともあるので、いつもすぐ手の届くところに、と思っているのですが、収納場所に困ります。今まで空になったガラスの瓶を鉛筆立てのように使って裁ちバサミをいれていました。それを見たセンスあるお友達からのアドバイスは「なにかリネンテープのようなものにステッチして瓶に巻くとカワイイ」とのこと。先日ご紹介したESPRIT D'ATELIERの72-73ページにちょうどいい図案が!
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このリネンテープは少しザックリした感じなので、2目ずつカウントするクロスステッチではデザインのサイズがかなり大きくなってしまいます。そこで、1目ずつカウントするプチポワンで刺しました。
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いろんなハサミがカワイイ~。
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瓶にクルリと巻いてスリップステッチでとめました。リボンもつけて、できあがり~。
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アドバイスをくださったお友達に感謝。
9月のKew Stitch Clubは13日から再開します。

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by kewstitchclub | 2012-08-31 09:05 | equipment | Trackback | Comments(2)

白糸刺繍愛好家必見のお城

8月のバンクホリデーも終わり、我が家もホリデーからロンドンへ戻ってきました。今年の夏はスコットランドでのホリデーでしたが、私の刺繍生活の刺激となるできごとが二つ。ひとつは、スコットランドへ行く途中でバーミンガムのNEC(National Exhibition Center)へ立ち寄り、ヨーロッパ最大と言われるキルト展Festival of Quiltsへ行ったこと。私はキルターではありませんが、様々なキルトは刺繍の作品作りのインスピレーションとなります。もうひとつは、ずっと行きたいと思っていたスコットランドのBlair Athollという町にあるお城Blair Castleへ行ったこと。なんとヴィクトリア女王がお泊りになったり昭和天皇もまだ皇太子の時代にお泊りになったことがあるそうで、いまの天皇陛下と美智子皇后もご訪問なさったことがあるお城です。今日はそのときのことを記事にします。

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お城へ近づくまでどんよりした雲でしたが。。。
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お城の正面入り口へ来る頃には青空が♪

なぜここに行きたいとずっと思っていたのかというと、その理由はこのにあります。
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このLady Evelynという人は、第7代アソル公爵(The 7th Duke of Atholl)の息女で、彼女は数奇な生涯を送りました。彼女がスコットランドを離れてベルギーで暮らしている頃に収集された刺繍のコレクションは、世界屈指のものです。また、彼女自身が素晴らしい刺繡家で、この本の表紙に掲載されているBritish Armsの白糸刺繡は、「この種の刺繡における最高傑作」と言われています。

このLady Evelynの刺繡コレクションの一部がこのBlair Castleで見学できるのです!城内見学の最後の部屋China room(陶器の間)で刺繡を見ることができます。本の表紙になっているBritish Armsの実物を見たときには鳥肌が。。。

展示されている以外の刺繡コレクションを見たい場合は、かなりお金がかかりますが事前にお城へ連絡をして刺繡コレクション見学ツアーへ申し込むこともできます。

私は幸運なことに、Blair CastleでAssistant ArchivistをされているSylvia Robertsonさんにお会いすることができました。刺繡の先生ジェニーが紹介してくださいました。シルヴィアはLady Evelynについての本を共著しています(共著者はなんと王立刺繡学校でロイヤルウェディングドレスの刺繡チームに一緒に参加していたPatricia Youngさん!)。
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シルヴィアにいろいろと貴重なお話をうかがうことができました。記事の最初のほうで紹介した本は1988年にアメリカで出版された本なのですが、もうすでに絶版となっており、なかなか手に入れることができません。シルビアはなんとか著作権の問題を解決したら改訂して再版したい、と思っているようです。彼女の希望が実現しますように!

城内は撮影禁止でしたから残念ながらLady Evelynの刺繡コレクションの生写真はありませんが、かわりにお城にあるカフェの様子を。
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赤いチェックのカーテンがやっぱりスコットランドっていう感じ?
カフェから出ると、お城の前でバグパイプの演奏がありました。スコットランドの旗も揚がっていて、スコットランドに来たんだ~って思いました。
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皆さんも、もしもスコットランドへ行く機会がありましたら、Lady Evelynの刺繡コレクション、見学なさってみてはいかがでしょうか?

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by kewstitchclub | 2012-08-28 19:14 | inspirations | Trackback | Comments(2)

シャドーワークでイニシャル その後

オリンピック、終わってしまいましたね。たくさんの感動をいただきましたが、実は後半は何年ぶりかに熱を出すという体調不良におちいり、最終日のマラソンも家族で沿道に応援しに行く予定が私ひとりお留守番でテレビ観戦。残念でしたが、夜の閉会式での選手たちの晴れやかな笑顔で元気をもらうことができました!

というわけで、刺繍はまったくといっていいほどはかどらず、今日の画像は、オリンピックが始まる前に仕上げたシャドーワークです。

以前「シャドーワークでイニシャル」の記事で、シャドーアップリケのところまでご紹介しました。その後、どうなったでしょうか。イニシャルのダブルバックステッチ(クローズドへリングボーンステッチ)は、シャドーアップリケと同じく布に近い色の25番刺繍糸を1本どりで。ステッチの幅を少し変えることで濃淡を表現することができます。
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今回のイニシャルは花文字っぽくイニシャルの後ろ側に茎そして葉と蔓があるのですが、それを同色ではなく、すこし色を変えてステッチしてみました。ひらがなの「ひ」みたいな形の葉っぱは薄めの色を2色使いすることにして、茎は別の色で。下のほうにある葉っぱやツルの部分は色を濃くしてみました。
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刺し終わって真上からパチリ。使ったステッチは、ピンステッチ、ダブルバックステッチ、チェーンステッチ(以上イニシャル部分)、ステムステッチ(茎)、ダブルバックステッチ(葉)、巻きつけバックステッチ(蔓)です。
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角度を変えて撮ってみました。できあがってから、涼しげなカーテン又は暖簾にでもすればよかったかな、なんて思いましたが、生地をカットしてしまっていましたし、予定通りに端を簡単に始末して仕立てたのは、ずっと気になっていたプリンターのホコリよけカバー。いつもすぐに埃がたまっていたので、これでちょっと一安心です。
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by kewstitchclub | 2012-08-14 09:24 | white work | Trackback | Comments(4)

ハンプトンコートパレス

今週月曜日から英国王立刺繍学校のデイクラスで、キャリックマクロス刺繍の3日間のコースに参加してきました。先生のジェニーはとっても素晴らしくて、去年のロイヤルウェディングドレスの刺繍をしたときも、彼女は重要な役割でした。4人ぐらいが囲んで座れる大きな枠でドレスの刺繍をしていたとき、ジェニーの真向かいに座ることのできた日があり、私は心臓が震えるほど感激したことを思い出します。
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キャリックマクロス刺繍は、去年ロイヤルウェディングドレスに使われた技法、と報道されたために、かなりの注目を集めましたが、実はドレスに施された刺繍はキャリックマクロス刺繍のものであり、厳密に言うとキャリックマクロス刺繍ではないのです。上の写真はアンティークのキャリックマクロス刺繍のレース。

先週、オリンピックの自転車ロードレースのタイムトライアルという種目で、ハンプトンコートパレスがスタートとフィニッシュだったこともあり、まだその名残がありました。いろいろなものが撤去されていくなかで、メダリストたちが座った椅子だけがまだ残っていました!たくさんの観光客が座ったり、写真を撮ったり。
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ハンプトンコートパレスは、チューダーとバロックの2つのスタイルの建物が半分ずつ、ということをご存知ですか?なぜ半分だけなのかというと、17世紀にキングウィリアムとクイーンメアリーがヘンリー8世のチューダー式のパレスを改築増築したくて、セントポール大聖堂などで有名な建築家クリストファー・レンにバロック建築を任せます。残念ながら不幸なことがいくつか重なり、このプロジェクトは途中でやめることになったので、チューダーが半分、バロックが半分なのです。

パレス内にはいくつかのアパートがあり、Grace and favourといって、国に対する任務への報奨として(例えば)退役軍人やその未亡人などに住居として無償で提供されています。学校(RSN)へ行くとそういったパレスに住んでいる方々をときどきお見かけすることがあります。RSNもそういうアパートにあるからです。

さて、今回のデイクラスは、普段はFoundation Degree Courseの人たちが通う教室で行われました。教室はバロックスタイルのほうの建物の最上階にあります。階段はこんな感じ。
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以前ここに住んでいた人たちはこのバスケットでいろいろと荷物を上げたり下ろしたりしたのでしょうか。
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そう、王立刺繍学校のFoundation Degree Courseが2009年9月からこのアパートで開講される以前は、200年以上もの間、やはりいろいろな方が住んでいらしたのです。中には有名な女性解放運動家もいて、その展示としてアパートが一般公開されたこともありました。この壁のサインはそのときの名残です。
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ジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」という小説からの一節が壁に。
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パレス内のこのアパートの部分は、1986年に火災があり、住んでいた方が亡くなってしまいました。火災後、アパートは修復されましたが、歴史を残すために改装はしないようにというパレスのほうから指示があり、教室は今でも昔のままということ。

教室の窓からの眺め。この庭園は映画シャーロックホームズの続編の撮影が行われたところ。
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今回は3日間のキャリックマクロス刺繍でしたが、こんな風に夏の間も英国王立刺繍学校ではデイクラスという単発のレッスンが受けられます。来週はいよいよ日本から二村恵美先生がデイクラスを教えにいらっしゃいます。私はホリデーにでかけてしまうのでちょうど先生とすれ違いに。。。とっても残念です!でも二村先生は毎年夏にハンプトンコートパレスへ教えにいらっしゃるので、また機会があるだろうと願っています。

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by kewstitchclub | 2012-08-09 17:45 | 英国王立刺繍学校 | Trackback | Comments(4)

ロンドンマップの布で

先日の記事でオリンピックのテレビにくぎづけ、と書きましたが、自分でもびっくりするほど本当にずっとそうなのです。とくに今日は(あ、もう日付が変わっています)イギリスでは「スーパーサタデー」と言われるほどTeam GBがたくさんの金メダルをとり、大変な盛り上がりです。私はイギリスのチームが盛り上がっている隙間をぬうように、日本の選手たちが活躍しているのもしっかりと見ることができました!!バドミントンの選手が2セットめで素晴らしい試合をしていたのにも感激したし、競泳のメドレーで日本選手の渾身の泳ぎにも感動しました。

そんなオリンピックも明日はいよいよマラソンです。ロンドンの街中を走る選手たちのことを思いながら、私が作ったのはこの箱。以前「布を衝動買い」の記事でご紹介したロンドンマップの布を使いました。
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箱の底になる部分はキルト芯をいれ、アンティークマーケットで手に入れた小さな鍵をアクセントにつけました。そう、この箱は鍵を置くためのもの。
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各面の裏はこんな感じ。
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リボンをほどくと平らになるので、旅行にも持っていけます。
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これで、「あれ?鍵はどこに置いたかな?」ということがなくなります♪
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明日はご近所さんのおもてなしを受けながら一緒にオリンピックを楽しむことになっています。雨が降りませんように。

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by kewstitchclub | 2012-08-05 08:41 | box making | Trackback | Comments(0)