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キャンバスワークのターキーラグノット

リッチモンドヒルの風景、なかなか刺繍する時間がありませんが、ゆっくり進めています。

今日ご紹介するのは、Turkey rug knot というステッチです。木の葉っぱの部分を表現するのにとってもよく使われます。最後にカットする方法とカットしない方法があります。これはカットする前の写真。
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キャンバスワークでは、一般的に手前にあるものから順番にステッチするというルールがあります(もちろん例外もありますが。。。)。というわけでこのターキーラグノットをまずステッチし、この木の後ろ側の木、横の木をステッチしました。カットまえに周りの木もステッチした理由は、カットをしてからではその部分をステッチする際にカットした糸もからめて刺してしまう危険性がある、と判断したためです。

カット途中の写真。やはり日本の貝印のハサミは抜群にいいですね!
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どこまでカットしようか、すごく悩んでいます。オリジナル作品は、きれいに短くカットしてあるのですが、このぼってりとしたボリューム感も捨てがたい気がします。横から見たところ。
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とりあえずここで中断し、ほかの木々や背景の草やテムズ河の部分もステッチしてから、様子を見てあとどのぐらい刈り込むか判断したいと思います。「刈り込む」だなんて、なんだか植木の剪定みたいですね。

まだまだがんばります。

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by kewstitchclub | 2012-11-27 20:40 | canvas work | Trackback | Comments(0)

ヴィンテージものの刺繍百科事典

あいにくのお天気ですね。うちの前庭も裏庭も信じられないぐらいの落ち葉で、途方にくれています。

さて、今日ご紹介するのは、私が重宝している刺繍百科事典。刺繍の本はたくさん持っていますが、どういうわけか、ふる~い本(ほとんどヴィンテージといっていいもの?)のほうが、結構役立つのです。
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表紙がにぎやかなのは、Book of Household Managementで有名なミセスビートンのBook of Needleworkです。これは、刺繍以外にもタティングやクロシェなども網羅しているもの。なんと初めて出版されたのは1870年!版を重ねて私が持っているバージョンは1986年に出版されたものです。こ~んなヴィクトリアンな内容なのに、現在でもとっても参考になります。
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たとえばこんな図案。左のページのハサミや指貫がはいっているデザイン、刺したくなりませんか?

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こちらの手のひらサイズの百科事典はDMCのもの。今でもサイズが大きくなったりカラー写真が入ったりしてバージョンアップされたものがロングセラーですね。私が持っているのは1920年のもの。小さくて白黒、ページも破れかけたりして手に取るのもヒヤヒヤしながらですが、中身がやっぱりいいです。
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Kew Stitch Clubの会員の皆さんにはイニシャル刺繍が人気ですから、こんな図案はいかがでしょう。

一番上の写真の中で一番地味な百科事典、WeldonsのEncyclopedia of Needleworkです。見た目は地味でも、中身が本当に充実しています。私のは1935年に出版されたものですが、私はこの百科事典を一番良く使います。たとえばこのページ。
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以前「イニシャルとアイレットのバランス」という記事でちらっと書いたことのあるBroderie Anglaiseの章。白黒といえども、詳しい説明があり、本当に勉強になります。

イングランドとウェールズの境にあるヘイオンワイという街の古本屋さんで手に入れたものもあれば、王立刺繍学校のライブラリーで見かけてそのあとすぐアマゾンのマーケットプレイスなどで手に入れたものもあります。最新の本もいいものがたくさんありますが、私は古い本もとっても好きです。

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by kewstitchclub | 2012-11-21 01:30 | books | Trackback | Comments(4)

キャンバスワークでリッチモンドヒル

キャンバスワークはじめました。

今年のKew Stitch Club作品展で、みなさんからいろいろなコメントをいただいたこのキャンバスワークの作品を覚えていらっしゃるでしょうか?リッチモンド在住の方々には言うまでもなく、ロンドンでもかなり有名なリッチモンドヒルからテムズ河をのぞむ風景です。
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(これは須合由香理さんの作品です。ご本人の許可をいただいて、写真を撮影し、このブログに掲載しています。)

このリッチモンドヒルのキャンバスワーク、「私も挑戦したい」とおっしゃるかたが何人かいらして、どうしたものか思案しておりました。アーティストご本人との交渉の結果、このたびステッチデザインプランとデザインテンプレートそしてキャンバスと針をセットにしたものを、キューステッチクラブで購入そして会員のみなさんへ販売させていただけることになりました。クルーウェルウールや刺繍糸はキューステッチクラブでご用意いたしますのでそれをお使いください。

では、すぐとりかかっていただけるのかというと、そういうわけにはいきません。私自身が実際に刺してみないと、糸の分量などの目安がつきません。また、会員のみなさんが取り組まれる際に実際に刺してある実物を見て参考にしていただくのが一番いいので。

というわけで、キャンバスワークをはじめたのです。図案をキャンバスへ写し、フレームに縫い付けたところ。以前「18センチの丸枠でも両手刺し」の記事でご紹介したVersatile Table Clamp がここでも役に立っています。
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クロスステッチやニードルポイントと違って、キャンバスワークは、いくらサンプルやステッチデザインがあっても、まったく同じ作品にはなりません。たとえば人が描いた絵画をまねしてみようと思ってもまったく同じになりませんよね。キャンバスワークでは色の混ぜ具合や糸の引き加減などがひとそれぞれちがうためなのです。ひとつひとつのステッチでその作品ひとつにしかない表情があらわれます。

私バージョンのリッチモンドヒル。手前の野原の部分を刺し終わったところです。同じ糸番号を使っているのに、上のオリジナル作品ともうすでに表情が違います。
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このリッチモンドヒルのキャンバスワークに取り組みたいとおっしゃってくださった方々、私のサンプルができるまで、いましばらくお待ちください。どうぞよろしくお願いいたします。

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by kewstitchclub | 2012-11-14 21:56 | canvas work | Trackback | Comments(6)

Owen Davies 特別レクチャー

このたび、Kew Stitch Clubで王立刺繍学校のOwen Davies先生の特別レクチャーが行われました。当日はお天気にも恵まれ、みなさん明るい中で貴重な作品の数々を拝見しながら、先生のお話を聞くことができました。
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みなさんが順番にKnot Gardensの立体刺繍を覗き込んでいるところ。
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最後のほうでは先生もやっとお座りになり、みなさんともリラックスした状態でQ&Aコーナー。
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みなさんにもそして先生にも楽しい時間を過ごしていただけたようで、この企画が実現したことに、感謝したいと思います。それから、今回残念ながらご参加いただけなかったみなさん、ご心配なく!オーウェン先生が、レクチャーの中でお話されたParham HouseへNeedleworkコレクションの見学ツアーを企画しよう、とおっしゃってくださいました。冬の間は閉館されていますから、気候がよくなってからになると思います。
それから、たくさんの方々に大反響だったミニチュアサイズのKnot Gardensの立体刺繍、オーウェン先生にキューステッチクラブでワークショップをしていただけるようにお願いしています。先生がご多忙のため、いつ実現するかは未定ですが、計画がかたまってきたらお知らせいたしますね!

このたびは、本当にありがとうございました。

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by kewstitchclub | 2012-11-10 18:12 | Kew Stitch Club | Trackback | Comments(6)

アンティークのハンカチやテーブルリネン

みなさん、ハーフタームの休暇をいかがお過ごしですか?家族と過ごす時間は大切ですけれども、私は刺繍がまったくはかどらず。。。

さて、先日「イニシャルとアイレットのバランス」という記事でちらっとご紹介したアンティークのハンカチに数人の方から反応があり、アンティークやヴィンテージのリネンにご興味のある方がこんなにいらっしゃるのだなあと実感しているところです。
というわけで、今日は私が持っているものを少しご紹介。
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私はコレクターではありませんので、「どこで入手するのがいいですか?」というご質問にちゃんとお答えできませんが、私が手に入れたのは、ケンプトンの競馬場であるアンティークマーケットやM25よりも外側のFarnhamという町のアンティークやヴィンテージもののショップなどが多いでしょうか。でも、そこだけに限らず、お友達からいただいたものもあるし、いろいろな町でアンティークショップを見つけては、リネンがないかな?とチェックします。

私の場合はデザインの参考にしたりステッチの勉強のために買うので、状態が悪くても全然かまいません。たとえばこのマデイラ刺繍のリネンはすごく傷みが激しかったので、なんと1ポンドで買いました。
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こちらのRichelieu刺繍のテーブルナプキンは、かなり丈夫でお洗濯を何回もしてあるのでしょう。さすがにボタンホールステッチの部分がところどころほつれています。
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私のお気に入りはこちらのFine white workのハンカチ。気の遠くなりそうなほど目の細かいリネンにドローンワークや芯入りサテンステッチやトレイリング、そしてアイレット、などなど。となりに50ペンスのコインを置きましたから、どんなに細かい作業かわかっていただけるのではないでしょうか。
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比較的状態のいいものは、こんなふうにインテリアに使ったりもします。このスカラップのデザイン(単調なスカラップではなく大きかったり小さかったりしているところ)が気に入って、購入しました。
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こういうの、自分で刺繍してみたくなりませんか?

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by kewstitchclub | 2012-11-01 19:01 | white work | Trackback | Comments(7)