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クロスステッチプラスアルファ

6月もあっというまに過ぎようとしています。この時期は学年末ということもあるためか、信じられないような忙しさです。書きたい記事はたくさんあるのに、コンピューターの前にゆっくり座る時間がありません。更新が滞っており、失礼いたしました。

今日はクロスステッチについての記事です。Kew Stitch Clubにはクロスステッチ愛好家のかたもたくさんいらっしゃいます。私も大好きなのですが、クロスステッチにあと少しなにか付け足すもの(プラスアルファ)があるのもいいなあ、と思っています。こちらの画像をごらんください。

以前「クロスステッチ図案作り」という記事でご紹介したYさんのフラットの建物の出来上がった作品です。
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(実は作品の下のほうにフラットの番号とフラットの名前もステッチしてあるのですが、個人情報ですのでモザイクをかけてあります)

実際の建物に限りなく近い色になるように調整しながらクロスステッチしていただきました。クロスステッチだけだとぼやけた印象になりがちな建物もバックステッチや長めのストレートステッチを加えることで表情をかえることができます。

今回とくにプラスアルファとして刺していただいたのが、建物の手前にある植木です。
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クロスステッチでまず植木を刺したそのうえからフレンチノットを施しています。色を混ぜたり、1回巻き、2回巻き、あるいは3回巻きなど、わざと不ぞろいにして木を表現していただきました。少しだけ立体感が出ましたので、フレームに入れる際、マウントボードを2色使いに。マウントボード2枚分の厚さがあるので、フレンチノットの植木がガラスで押しつぶされることがありません。

こんなふうに、クロスステッチになにかプラスアルファがあるといいなあ、って思ってます。ちょっとチャームをつけてみたりとか、リボン刺繡を加えてみたりとか、リネンならドロンワークも合わせるとか、いろいろな発想があると思います。みなさんも、クロスステッチプラスアルファ、いかがですか?

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by kewstitchclub | 2013-06-29 08:15 | cross stitch | Trackback | Comments(4)

マグナ・カルタ

6月15日は、マグナ・カルタが制定された日です。
と、まず書いてみましたが、実は高校生の頃、世界史を勉強することがとても苦手だった私は、マグナ・カルタって????というのが正直なところでした。でも、そんなことは言っていられないようになってきました。

2年後の2015年6月15日は、このマグナ・カルタの800周年(!)なのです。そして、その記念行事がいろいろと計画されているのですが、そのうちのマグナ・カルタの刺繍のプロジェクトに参加させていただくことになったのです。これは、マグナ・カルタにまつわる各地ごとに大きなパネルを制作、2015年にはイギリスだけでなく、コモンウェルスの国々へまわって展示されるということです。

初めてこのプロジェクトのお話を聞いたときには私以上に主人のほうが興奮し、「そんな素晴らしいプロジェクトに参加させえてもらえるなんてとても光栄なことだよ」と背中を押してくれました。お声をかけてくださった友人にとても感謝しています。

私が今回担当するのは、ラニーミードというサリー州の町のパネルで、1215年6月15日にマグナ・カルタがイングランド王ジョンによってサインされたということにちなんで、キングジョンの紋章です。

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デザインから判断して、ゴールドワークで刺繡しようと決めました。
赤いシルクの布の上からフェルトでパディング。3匹のライオンはフェルトの上からゴールドの色に近い黄色のシルクでアップリケ。その上から日本刺繡で使われる細い金糸でライオンの細かいところを表現することにしました。京都のみすや針さんで買った手作りの針、相中を重宝しました。
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王冠はゴールドの素材だけでなくスワロフスキーのビーズなどで華やかに刺繡しました。3匹のライオンのつめや口は鮮やかなブルーの刺繍糸を1本どりでステッチ。3匹はそれぞれ微妙にサイズがちがい、顔の表情もそれぞれ違うのです。
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私は3匹の中では一番したの小さいライオンのおちゃめな顔が気に入っています。

刺し終わったこのモチーフは、トランスファーというテクニックを使って、大きなパネルへと移されるのです。次に依頼されているモチーフはきらびやかに装飾されたインド象です。どんな素材をつかって刺繡しようか、悩みつつも、楽しんでいます。2015年の完成までまだまだ先は長いですが、頑張っていきたいと思います。

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by kewstitchclub | 2013-06-15 17:27 | projects | Trackback | Comments(0)

共同制作のスタンプワーク

リクエストをいただいていたのに、なかなか記事を書くことができず、大変失礼いたしました。今日の記事は、先日の作品展で発表させていただいた共同制作のスタンプワークについてです。
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作品展を終えてすぐの記事では、正面から撮った写真のみでしたので、共同制作に参加されなかった会員の方々から、「この立体のお花はどうなっているの?」「花びらの裏側はどうなっているの?」といくつかご質問がありました。

図案はソフトファーニッシング用の生地の柄を利用して、花びらの部分のみトレーシングペーパーへ写しました。その後、共同制作の参加メンバーの皆さんに、担当する花びらのトレーシングペーパーを切り抜いていただき、オーガンザへ形をうつしていただきました。時間がたつと自然に消える紫のペンがとても役に立ちました!

使った材料は、オーガンザ、アートフラワー用のワイヤー(白)、DMC25番刺繍糸Blancです。

スタンプワークに初めて挑戦する、という方々もいらっしゃいましたので、刺し方もアレンジしました。というのは、本当ならトレイリングをしながらワイヤーをオーガンザへとめつけていきたかったのですが、慣れないうちはミスをおかしやすいかもしれないと想定し、まずはカウチングでワイヤーをとめつけてしまってからトレイリングすることにしたのです。トレイリングは簡単に言うと隙間なくカウチングしていくことなのですが、すでにとめつけてしまったステッチのところへ到達したらそこは重ねて刺さずに糸の幅1本分をとばして隙間なく隣にステッチし花びらのふちがスムーズに仕上がるように気をつけていただきました。参加してくださった皆さん、丁寧にステッチしてくださって、本当にありがとうございました。

PVAのりを水でうすめたものを裏側からうすーく塗り、先がカーブになっているはさみで花びらの形にワイヤーぎりぎりでカットしました。一回ではきれいに切り離すことができませんから、2~3回に分けてカットの作業をしました。裏から見ても表から見るのとほとんど違いのない花びらができあがり。
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花びらのパーツが全部出来上がってからソフトファーニッシング用の生地の花柄の正しい部分に正しい花びらのパーツをとめつけていきました。花びらの根元に残しておいたワイヤーをさしこむためには、スティレットとよばれる目打ちのような道具で生地に穴をあけました。さしこんだワイヤーを裏側でとめつけて完成です。
立体感が本物のお花に見えるようにという気持ちで、花びら一枚一枚の角度を調整しました。反対側から撮った画像をどうぞ。
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今回はクロスステッチとスタンプワークの共同制作企画でしたが、次の共同制作のアイデアがすでにどんどん出てきています。なにかご希望やご意見がありましたらお待ちしています。

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by kewstitchclub | 2013-06-09 02:36 | stump work | Trackback | Comments(2)